噛む力で組織が壊される!
こんにちは、歯科医師の大石匠です。
歯周病やむし歯は、お口の中の細菌が原因となって発症します。
これは間違いないのですが・・・
それをさらに増悪させる因子として、「力」があります。
現代のストレス社会において、食いしばり、噛みしめ、歯ぎしりなどで歯や歯周組織が
壊されるケースを非常に多く目にします。
日中にイライラしたり集中すると、つい食いしばる癖はありませんか?
かなり多くの場合、ご本人の自覚はありません。
私がこの話をすると、ほとんどの方が気づいていらっしゃらないようです。
しかし、一度気にしていただくと、次回来院時には
「どうやら食いしばりをしているようです」とおっしゃる方が多いです。
そのダメージは、
1.顎の関節や筋肉
2.歯
3.歯周組織 の3者にかかります。
その結果として、
顎関節症、歯が割れる、歯が折れる、歯がぐらぐらする、などの症状が現れます。
「細菌」と「力」の2つの病原因子を取り除くことが、
組織を健康に保つために重要です。
時には顎の筋肉をほぐしたり、マウスピースで組織を保護することも必要になります。
気になる方は、お気軽にご相談くださいね!