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歯周病と歯肉炎、歯周炎の違い

名前がややこしい、表題の3つ。

今回はちょっと解説してみようと思います。

 

歯と歯ぐきの間に食べかすが溜まると、

それを栄養にして歯周病原細菌が増殖します。

すると歯ぐきの血管から白血球が飛び出し、

闘いが繰り広げられます。

白血球は応援を呼ぶので血液が集まり、

血管はパンパンに膨れ上がります。

そうすると容易に敗れ出血しやすい状態になります。

これを「歯肉炎」といいます。

 

この歯肉炎の状態がしばらく続くと、

細菌はさらに増殖して歯ぐきの際から

中に侵入するようになります。

そうすると歯と歯ぐきの間の溝が深くなり、

歯周ポケットを形成します。

歯周ポケットが深くなると、歯を支える骨が

徐々に壊されていくようになります。

この段階を「歯周炎」といいます。

 

歯肉炎のレベルで治療すればしっかり治ります!

歯周炎でも軽度であれば治っていきますが、

症状が無いまま進むので気づきにくいです。

しっかりチェックを受けて、

重症にならないようにしたいものですね。

 

そしてこの歯肉炎と歯周炎を総称して、

「歯周病」と呼びます。

少し前の言い方ですと、「歯槽膿漏」と同義です。

 

いかがでしたでしょうか。

こんな使い分けがなされています。

重要なのは現状をしっかり把握、分析して

健康な状態を守ることです。

歯周病に負けない環境づくりをしていきましょう!

 

 

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