大腸がんと歯周病
歯周病の原因菌は、たくさん存在します。
2011年の海外の研究論文で、大腸がん患者の結腸から、ある歯周病菌が
検出されたことが発表されました。
Fusobacterium nucleatum(フゾバクテリウム・ヌクレアタム)という、
誰のお口の中にも存在する歯周病菌です!
その研究では、歯周病菌が、大腸がんに至る一連のメカニズムを引き起こす
可能性に言及しています。
口腔内を清潔に保ち、細菌の数を減らすことが、
全身の健康につながると世界的に示唆されています。
糖尿病、心臓病、早期低出生体重児など、
歯周病と全身疾患の関連は、非常にたくさん報告されています。
歯科の病気だけでなく、さまざまな面から健康にアプローチできるよう、
患者さまのお手伝いができればと考えています。
少しでも気になる症状がある方は、早期受診をおすすめします!
おいしく健康に、楽しい生活を送りましょう。